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当所では,界面近傍ナノメータ領域の物性を測定できる数少ない方法の1つとして,表面分子間力の直接測定を進めている。この方法を用いることにより,濡れ,接着,摩擦,さらには脂質膜や生体膜のようなソフトな物体間で起こる融合等の従来ブラツクボツクスであつた界面近傍の現象の解明が進んでいる。
2つの表面間の距離はピエゾ素子によつて外部制御し,等色次数干渉法等によつて0.1nmの精度で測定できる。(上図)。力は試料を保持したスプリングの変位から検出する。 測定例として,マイカ表面に吸着させたミオシンのサブフラグメント1(S1)間に働く表面分子間力を示す(下図)。ミオシンは筋肉の滑り運動の発生に鍵となる蛋白質である。力-距離曲線に吸着層の構造に起因するS1の短軸の長さに等しい規則的なジャンプ(矢印)が観測されている。
表面間距離をオングストロームオーダーで測る
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