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脂質やタンパク質等の分子を水中で思い通りに配列させることができれば,それらの分子の本来備えている特異な性質を充分に発揮させ,あるいは分子集団を形成することによって初めて発現する性質(協同現象,アロステリック効果)を効果的に引き出すことが可能となる。 アルキル鎖長のそろった通常のリン脂質は,水中に均一に分散して長時間安定に存在しているが,これにほんの僅かでも同一鎖長の特定のリン脂質を共存させると,次第に自発的に巨視的な分子集団が形成され,遂に単一の巨大な集合体ができて,後には純水のみが残されることを見いだした。 このような特異な現象を,巨視的および光学顕微鏡による観察,X線回折,熱測定等種々の手段を用いて明かにしつつある。
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