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赤外スペクトルなどのスペクトルパターンは,個々の化合物に固有のものであり,このことを利用して,末知化合物の同定などに利用されている。スペクトルパターンから未知化合物を同定する際には,通常標準化合物のスペクトルを集めたデータベースを検索するが,大規模なデーターベースは検索に多大な時間を要する上,よく似たスペクトルの識別は難しいという問題点がある。当所ではニューラルネツトワーク技術を応用して,スペクトルパターンをニューラルネツトワークに学習させると処理時間が大幅に短縮でき,しかもよく似たスペクトルも識別できることを見いだした。この手法を,自動車塗料の鑑識分析,鉱物成分の現場分析,食品成分の非破壊分析,プラスチック廃棄物の迅速分別など種々の問題に応用し,スペクトルから化合物を同定する作業を自動化する目標に向けて研究を行っている。
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